一同注意!デートだけではなく接待でも失敗する「勘違いエスコート」

 

 

 

ちょっと前に女性数人で食事をしました。
いちばん盛り上がった話題が
「エスコートの勘違い・あるある」

 

前回も、エスコートのテーマで文章を書きましたが、
こういう話題がよく出てくるあたり
やはり日本人にとっては、まだ苦手分野なのでしょうか。

 

「自分では『できてる』と思い込んでて
勘違いしている人も多いわね」

 

こんな言葉に、一同深くうなづいたのでした。

そんな「間違い・勘違い」
これは異性とのデートの問題だけではありません。

こんな間違いをしていると接待も危ういし、
色々なお付き合いの中で
いつに間にか人間関係まで危ないかも?という要素です。
ぜひチェックをしておいてください。

 

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最初が肝心・待ち合わせの場所

 

人をエスコートしたり
ホストとして人をもてなすことは
男女間のデートだけのことではありません。

ビジネス上の会食や接待であれば
勘違いしたままの振る舞いが
その人の対人センスや社会的成熟度を
そのまま相手に伝えてしまいます。

まず、あなたが相手をエスコートしたり
ホストとして人をもてなす立場であれば
最初の待ち合わせ場所の選択はとても重要です。

その選択が、そのままあなたが相手に対して持っている
思いやりや敬意の程度を表してしまうからです。

ことに、初めて相手を食事に連れ出すような時ならば
相手が立って待つような
しかもざわざわと人通りが激しい
屋外の場所を選んではいけません。

例えば、
お店の前や駅の改札、交差点の角などで
相手を待たせるのは最悪です。

 

「人を立って待たせる」
「ざわついた埃っぽい場所で待たせる」

これで相手が必ずしもはっきりと
不快を感じるわけではないかもしれません。
しかし、「敬意を払われている」とは感じないでしょう。
ということは、最初の印象が肝心なのに、もうそこで失敗しています。

「待たせないように行くから大丈夫」
「そこがいちばん移動に簡単だから合理的だし」
そう思うかもしれません。
しかし、ここがいちばんの勘違いポイント。

大事だと思う相手との初会合を
そういうざわついた埃っぽい場所でスタートする感覚が
すでに思いやりを欠いているのです。

 

「そういう場所を指定されて、
わー、この人きっとモテたことないだろうな
と思った」

「場所を聞いた時にはそうでもなかったけど、
その場所に向かっているうちに、
何となく気分が下がってしまった。」

 

こんな証言もあります。

こんな印象を相手に与えてしまっていたら損ですよね。

 

そういう場所での待ち合わせは、相手との距離が近づいて、
相手があまりそういうことを気にしない、と
わかってからにしましょう。

 

ベタベタ触るのは「エセ・エスコート」

 

レディファーストやエスコートの根底にあるのは
紳士としての相手への「思いやり」。

もともとは騎士道の思想として
「力強きものは弱きものに手を貸し、助ける」
というところが出発点ですので、
とにかく相手が助かることを第一に考えるのが行動原理です。

しかし、この精神を理解しないまま、
映画などを見て「こんな風にやればいいのか」と
スタイルで覚えてしまった人に多い勘違いが
「考えなく相手のボディにタッチする」です。

相手の手を許可なしに取る、
相手の肩を抱く、
相手の背中や腰に不躾にタッチする、などは
間違えれば「遠慮のない、いやらしい人」の
レッテルがペタンと貼られてしまう危険な行為です。
厳しい人だと犯罪と見られる可能性だってあります。

 

「心の中で思わず『さわるな!』と叫んでしまった」

「それまでは普通だったのに、相手が急に気持ち悪くなった」

 

相手がこんな気持ちになっってしまったら、目も当てられません。

そうではなく、
相手にすぐ手を貸したり、守ってあげられる位置にいることと
一歩引いて相手を待つような仕草で相手を尊重するような態度
の方がスマートです。

 

「道を歩いていたら、

さりげなく車道側にいてくれていることに気づいて

ステキだと思った。」

 

「車に乗る時に、手に持っていた荷物を

同僚がさっと持ってくれて

『こういう人いいな』と思った」

 

こういったさりげなく気を配った行為に
人は惹かれるということですね。

「エスコート=ボディタッチ」の勘違いをしている人は
今すぐ頭から取り払ってください。

 

「相手に合わせる」ことを忘れてはダメ

 

「この人は、あまり思いやりがないな」
相手が女性でも男性でも、
間違いなくそう思われてしまうのは
「相手と食べるスピードを合わせられない人」です。

男性に多いのですが、
自分のペースで食べるだけで
相手の状態はまったく感知していません。

残念ながらこういう人は、
「食べながら喋っている」
「あまり喋らないで、食べることに集中してしまっている」
という、コミュニケーション上もマナー上も
まずい振る舞いも並行して行なっているケースが多いです。

そのため
知らず知らずのうちに「気遣いがあまりない人」の印象を
相手に与えてしまいます。

 

「予約をバッチリして、ドアを開けて通してくれて

座る時イスも引いてくれたけど、

肝心の食事で合わせられないなんて

ニセモノのレディファーストと思った」

 

「仕事とかでもトンチンカンなことしてるのでは?

と思っちゃいました。」

 

それを聞いた皆、
ウーンウンとうなづいてしまいました。

もちろん、
自分ではなく相手のせいで
おしゃべりばかりして食べ終わるのが異常に遅い、
ということもありますよね。

ただ、相手が食べることがおろそかになっているようなら
「これ、いけますよ。美味しいうちにぜひ」
などと促せば良いのです。

要は、ここでも「思いやりの気持ち」です。
相手の様子を見ながら、
同じペースで食べ進めていけば良いのです。

 

スマートな振る舞いも思いやりとリスペクト

 

いかがでしょうか?
男性が女性をデートなどで遇する時だけでなく、
ビジネスの会合でも、
つい、うっかりとやっていそうな勘違いです。

「上に立つ人の資質」
「リーダーシップの重要要素」とされる
「エグゼクティブプレゼンスエグゼクティブプレゼンス」は、
マナーに関しても大人の心得が要求されます。

活躍していれば、お付き合いは
国内外問わず色々出てきますから、当然です。
レディファーストやエスコートに関しても
それなりに知識がなければ、
海外では笑われます。
スマートさはやはり必要なんです。

しかし、スマートな振る舞いでも、
というよりスマートな振る舞いこそ
根底にあるのは当たり前の思いやりと
相手へのリスペクトです。

デートでも接待でもあるいは他のお付き合いも
相手はどうか?という視点で考えて、
気をつけてみてください。

 

丸山 ゆ利絵

プレゼンスコンサルタント®/アテインメンツ合同会社 代表

 

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