「一流」は自分で「オーラスイッチ」を入れる

 

皆が見て「一流だなあ」と心の中でおもわずつぶやく。

一流と呼ばれる人たちにはそんなオーラがあります。

そんなオーラをどうやって出しているか?

一流が知っている自分スイッチの入れ方とは?

 

 

一流が知っている「スイッチ」の入れ方とは?

 

内部の状態をコントロール

 

皆が見て「一流だなあ」と心の中でおもわずつぶやく。一流と呼ばれる人たちにはそんなオーラがあります。そんなオーラをどうやって出しているか? それは自分のスイッチをオンにして出しているのです。いきなりこんなことを言ってしまうと、「何のことか」と思われるでしょう。

つまり、一流の人は、自分で自分を「その気」にさせるのが上手いのです。そうやって自分の内部をコントロールし、ふさわしい雰囲気を作り出します。

例えば、一流と呼ばれるその人が会社の代表だとしましょう。ふだんはそうでもなくても、ひとたび「代表格」として人前に出れば、その人はそれにふさわしいような自信や威厳を漂わす人間にぱっとなりきります。

このような人は、人前に出たときに自分の中で「自信があり威厳がある人物」の状態になります。それはあたかも自分で「スイッチ」を入れてその状態を自らの内部に作り出しているかのようです。

これは「アンカリング」と呼ばれる、スイッチ化した自分への合図によるセルフコントロールの一種です。それによって、なるべき存在にふさわしい「自信」、成功する確信、感情の程よい盛り上がり、こんな状態を自分の中に瞬時に作ります。

そうすると、顔つきや身のこなしなどにも変化が生じます。表情などが自信に満ちて生き生きとし、動作は堂々と活力が出てきます。それが雰囲気全体に華をもたらします。

一流の政治家や経済人、芸能人、スポーツマンにはこのように必要な状態を内部に作るように自分のスイッチ入れている人もいるのではないでしょうか。意識的である場合もあれば、ほぼクセのようにして無意識的に「スイッチ」を入れている人もいるでしょう。

実際、人前に出る時や何かの場面のときに自然に必要な状態に「入る」人を、何人も見たことがあります。あなたも「そう言われれば」と思い出す人がいるでしょう。もしかしたら、あなた自身が
もうそうなのかもしれません。

このスイッチが、一流をその他大勢と分けているのです。だからといって、ひどく特別なものではありません。誰にだって、あなたにだって、私にだって、このスイッチは作れます。こういう「気分の切り替えスイッチ」を持つことは一般のビジネスパーソンにとっても役立つことだと思いますし可能だということです。

 

●エグゼクティブマインドを理解するなら

誰も書かなかった「コミュニケーション」におけるエグゼクティブ・コード「一流の存在感がある人の気づかいのルール」

 

 

スイッチは誰でも作れる?

 

誰にでも作れるといいましたが、条件はあります。どの分野でもそうですが、最低限必要なスキルいうものがあるわけです。まず、ビジネスパーソンであれば自分の自信の源となる仕事力は必要です。本業の努力をしないで、自分で自分を信じていない状態では、一流のスイッチは入れられません。しかし、自分でできる努力をしていれば、それでいいのです。

そして、もうひとつ自分にとって理想的な外面の状態を作ることができるよう、外見のお勉強はしてください。例えば自信に満ちた表情や姿勢はどんなものか、堂々としたスマートな動作がどんなものかはある程度知っておかなければなりません。

そうすれば、あとは自分の中にしっかり理想のイメージを作りましょう。あなたがもしも、なるべき存在にふさわしい「自信」、成功する確信を十分に持ち、程よく感情の盛り上がっているとき、つまり気分が上がっているときにあなたはどんな様子になるでしょうか。表情は? 姿勢は? そんなときにふさわしい服装は? こんなことをイメージして、そのとおりそのままの様子を作ってください。

このときは、記憶や想像力を働かせましょう。自分だけで想像するのが難しければ、一流の経営者は映画の主人公など、モデルになりそうな存在を頭に描いてもいいのです。大事なのは、自分の中に理想的な状態になったときの自分を再現/創出するつもりでなりきること。五感をフルに使いましょう。理想の状態になったときの自分の感情や身体の状態を味わうのです。自分の気分が実際に上がり、身体の熱さなども変わることが実感できると思います。

実感したら、「自分はその状態を作れる」と自分に言い聞かせてください。そして「この条件が合えば、自分はいつでもこの状態になれる」と思いましょう。

ここで条件というのは、例えば「手首をこういう風ににぎれば」とか「額にこうやって手をあてると」など、簡単にできるけどふだんはあまりしない動作などをすることにしてください。あなたがそれをすれば、理想の状態がすぐにあなたの内部の状態になります。

これがスイッチの入れ方です。

 

メンタルコントロールをうまく使う

 

実際にやってみてください。上にも書きましたが、実際にメンタルの状態が変わったり、身体に感じる熱が変わったりするでしょう。自己暗示の一種ではありますが、暗示をうまく使うと、自分のコンディションを整えることに役立ちます。

このような説明をすると、「そんなことで自分の状態が変わるなんて、そんなバカな」という人もいます。ましてや、そんなことに効果があるとは思えない人は少なくないようです。

しかし、それが暗示によるものでも、感覚を再現することで、内部の精神状態が変化します。身体と心つまり精神状態はつながっているので、自分の内部に変化を起こすことで、外見の状態は変わります。内部で気分が盛り上がれば、外見では目がきらきらと輝き表情が生き生きする、ということも起こるのです。

エグゼクティブ然とした、ワンランク上のような雰囲気を身につけたい、と思うことはありますか? その雰囲気を英語圏のビジネス先進国では「エグゼクティブプレゼンス」と呼び、経営者やリーダーに必要なリーダーシップ・スキルと認識しています。それがなければ、リーダーポジションにいる人間として優秀とは見なされないのです。

ですから、エグゼクティブプレゼンスを身につけるトレーニングもあるのですが、がんばってトレーニングを重ねてもうまく身につかない人がいます。けっこう、真面目にがんばっているのに、という場合は、その原因が自分のメンタルを「エグゼクティブプレゼンスを身につけた自分」に持っていけない、ことにあることがほとんどです。どんなに自分の存在の重みを増し、際立たせるための術を知っても、内面の「自分がそうなる」というスイッチを入れられないままなのです。

こんなスイッチがあれば、大事な商談、大事なプレゼンのときに、「できる人」の雰囲気にパッと切り替えられます。周囲の人が見て「期待できそう」「信頼できそう」と思うような雰囲気に身をすぐに包めるスイッチです。

自分で自分はコントロールできる。この簡単なアンカリングによる気分の切り替えを覚えていただくと、きっとその自信がつくと思います。自然に必要な状態に「入る」ことを覚えることで、オーラを手に入れてください。

 

 

 

丸山 ゆ利絵

プレゼンスコンサルタント®/アテインメンツ合同会社 代表

 

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