食事の時のマナー。

気にされている方が多いです。

研修でも、よく「こんなメニューのときは、どんな食べ方をすればいいですか?」

と細かくメニューを上げて質問をいただくことがしょっちゅうです。

そういうメニューは、割と「庶民派」なメニューのことが多いんですね・・・。

 

正式なテーブルマナーについてであれば、

参照できる記事や本も、今はたくさんあるかもしれません。

でも、そうじゃない庶民派メニューは、ある意味「中途半端な」お料理です。

だからかえって「マナーに困る」という方は多いのです。

 

例えば場所は高級、相手は大事な取引相手、

そして出てくるものが「ハンバーグとかステーキのライス付き」だった場合・・・。

あなたは食べ方のマナーに自信はありますか?

hamburg

 

ハンバーグに限ったことではないのですが、

洋食レストランのような場所であると、

メインのお料理(1)と、平皿に盛られたご飯(2)、小サラダボウルに入ったサラダ(3)。

そして、ナイフ&フォーク

これがいっぺんにテーブルで目の前に置かれます。

 

この時点で、フランス料理のマナーのように

「正式な」マナーの適用はまず難しいと思われます。

では、どのように食べればいいのでしょうか?

 

これが学生食堂、あなたがお腹をすかせた学生であれば、

メイン(1)をナイフ&フォークを使って切ってから一口食べ、

フォークを右手に持ち替えて、その向こうにあるご飯(2)にフォークを差し込みご飯をすくいとって、自分の口元までまた運んできて食べる。

サラダ(3)を食べるときには、奥からお皿を取ってお皿を持ったまま食べる

・・・・というのも「あり」でしょうか?

 

しかし、ビジネスランチであったりすると、

こんな食べ方はあまりに粗雑です。

(場面を想像していただくとわかると思います)

 

まず、洋食のテーブルでお皿を持ち上げる、というのはマナーとしても見た目としてもよくありません

それにフォークですくったものを、奥の方から運んでダイレクトに口に投入するのはとても不安定で、思わぬ粗相をしかねません

そんな危なっかしい食べ方をしながらでは、お互いが落ち着かず、進む話題も進まないのでは?と思います。

 

ましてや大事なお客様と一緒であるとなると、

どうすればきちんと品よく見えるか?と気にするのは当たり前です。

一方で、洋食を選んだ理由は、

正式なフレンチやイタリアンにない気楽な雰囲気での食事

目的としていることが多いので、

あまりうるさいことを気にせずにゆったり食事したいという気持ちがあります。

マナー違反や汚い食べ方をしたくない、

だからといってカチコチした雰囲気にもしたくない。

 

そこで、アドバイスです。

 

そういう場所、そういうお料理であれば、中央のお皿のスペースを使いましょう。

メインを一口二口いただいたら、

ご飯のお皿、つまりサイドディッシュからナイフフォークを使って

ご飯を少量、中央のお皿に移動します。

そこから、ナイフフォークを使ってご飯を召し上がってください。

そうすれば不安定な食べ方をしなくても済みます。

これを繰り返しながら食べます。

サイドサラダも同様です。

手元に寄せて食べるようにした方が、食べやすいし

見た目も自然できれいです。

【補足】

「フォークの背にご飯を載せて食べる」というのは、マナーではありません。

でも、昔の人からそう習った人はすごく多いですね。

たぶん明治あたりで、ご飯と言う未知の食物を見た異国人が

「こうして食べてみようかな?」とトライしていたのを日本人が見て

「なるほど!ご飯はああやって食べるのがマナーなのか!」と、

正式なマナーと思って勘違いしてしまったのでは

…と言われています。(他にも説はあると思いますが)

あまり品よくは見えませんので、「フォークの背」は使わないほうが無難です。

それよりも、右手はナイフを持ったまま、

左手のフォークをすくいやすいように持ち替えて、

フォークでナイフの方に寄せながらでいただいた方が簡単・きれいです。

 

お皿を持ち上げて持ったまま食べたてはいけません。

和食では当たり前のこの動作も、ナイフ&フォークが似合う空間では、とても乱暴な印象になります。

それから、自分でメインとサラダのお皿の位置を交換したりしないようにしてください。

これもご自分で思うよりもずっと品の悪い見た目になるのです。

 

あまり目を引く動作にならず、自然に振る舞うにはどうしたらいいか?

乱暴な印象、品の悪い印象になる動作はとにかく避けることです。

 

この「洋食っぽい料理の食べ方」。

絶対のマナーではありません。

しかし、きれいに見える食べ方です。

よかったら頭の隅に置いておいてください。

 

 

丸山ゆ利絵 

(アテインメンツ合同会社代表 プレゼンス・コンサルタント


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