声で説得力を高める方法

 

 

 

 

説得力は声から。

 

あなたは仕事中に音楽をかけるほうですか。

心地よいBGMがかかっていると、
リラックスできて仕事もはかどる気がしますよね。

私達の心理にとって
音は意外と大きな影響があるのです。

さて、
声も「音」です。

心地よく聞こえる声は人を惹きつけます。

説得力の観点から言うと
人の意識に浸透しやすいのは、
心地よく聞こえる声です。

なぜなら、声が心地よくなければ、
話の内容の相手への浸透力が半減してしまうからです。

いえ、大きな障害になることもあります。

耳障りな音が人の気分をかき乱すように、
心地よくない声も人の意識や感情の抵抗に合うものだからです。

 

説得力は、
話す内容の論理性だけではなく、
言葉の周辺にある<非言語情報が重要だと
言われています。

「非言語情報」という話題では
「メラビアンの法則」が有名ですね。

非言語情報とは、話すときの言葉以外のものです。

話す「様子」ですね。
表情、視線、身振りや手振り、姿勢、
そして声の調子や呼吸もその中に入ります。

あなたの「声」は
相手が説得されるような調子でしょうか?
説得力を高めたい
影響力を持ちたい、
という人ならば
自分の声が相手にどう聞こえているか
いちど考えてみる必要があります。

 

声が低いと年収が上がる?

 

声の調子を決めるのは3つです。

●声質(大小・なめらかさ)

●声のスピード、高低

●抑揚

 

人があまり話を聞いてくれない、と言う人は
話す内容そのものの前に、
上の3つのどれかに問題がある場合があります。

 

特によくあるのは
「声が高すぎる」「か細い」というケースです。
感情的で不安定な印象を与えることから、
人に無意識に警戒させてしまうのです。

また、高く感じる声にはスピードの速さがつきものです。

高くてスピードまで早すぎると、
相手が思考する余裕をなくし、
聞く意欲も減退します。

 

2013年にとあるアメリカの大学が行った研究調査では、

「低い声の持ち主ほど大きな会社を率い、年収も多い」という結果になったそうです。

 

 

確かに海外のエグゼクティブの声は
低くて落ち着いた印象が強いです。

日本でも、海外と行き来して
バリバリと活躍している方は、
深く静かな、
しかし力強い声の持ち主が多いと言えます。

 

「良い声」の人の秘密

深く静かな、しかし力強い声。

こういう「良い声」の持ち主は、
基本的に「腹式発声」ができているのです。

腹式発声とは腹式呼吸による発声です。
文字通り「お腹から声を出す」ことですが、
これだけでは、大きな声で叫ぶようなイメージに
なってしまうかもしれませんね。

 

声は、肺から送り出した空気が
声帯を通ることで音を出し
その音が人間の体の空洞部分に共鳴して
反響することで大きくなり、
口や舌がその音を加工して「言葉」にする、
というメカニズムだそうです。

 

ふだんは、「胸式呼吸」をしていることが多い私たちは、
肩や胸の筋肉を使って、肺に空気を吸い込みます。

これだと喉が固くなりやすく、
響く声や通る声が出にくいのです。

 

しかし腹式呼吸で使うのは横隔膜です。

息を吸ったときに、横隔膜が下がることで、
肺も下まで深く息を吸い込むことになります。

それで、
声を出すときにお腹の方から押し出すようになり、
それが響きを深くします。

大きく通る声も出しやすく
同じボリュームでも、
胸式呼吸によるものに比べると
より深く響き、よく通ります。

 

また、
お腹に力が込められていることで
周囲には「力強さ」「安定感」を感じさせます。
やはり「お腹に力」は大事。
これは男女ともに言えることです。

 

声が人生を変えるかも

 

役者や歌手はこの腹式発声を必ず使っています。
そして、「声」の重要性をよく知っているエグゼクティブも。

 

腹式呼吸をよく知らない方は、
まず姿勢を良くして座ってください。

寝そべって背をまっすぐにするのもいいでしょう。
鼻から静かに息を吸い、
お腹に空気を吸い込むメージで腹筋を使います。

吸いきったら、口から徐々に空気を出していきましょう。
そのときも腹部を意識し、
お腹から出ていくようなイメージで吐き出します。

お腹から空気が出ていく感触をつかんだら、
声をのせてみてください。

腹式呼吸は一定の大きさの声が長くだせるのが特徴です。
息が切れるまで同じボリュームの声を出し続けられるようだったら、
だいぶ慣れてきています。

 

実際に話すときには、腹式発声とともに
「深く」「落ち着いた」声を「相手に聞かせる」こと
を意識してください。

 

声の印象が変わるだけで、
周りの反応が変わることもあります。
それはあなたの印象を変え、評価を変え、
人生まで変えてしまうかもしれません。

ぜひ試してみてください。

 

 

 

丸山 ゆ利絵

プレゼンスコンサルタント®/アテインメンツ合同会社 代表