以前、ある講演を行った時に、

終了後の質疑応答でこのような質問を受けました。

「 先生から見て

 『この人は一流になれないな」と思う人はどんな人ですか?」

 

正直、そのような診断を私ごときができるわけはないのですが、

その時に一瞬アタマをよぎったのは、今までお会いした中で

「この人は『学び』が上手ではない」と

思った方たちのことでした。

 

一流になれない学び方とは?

 

自分の自信の無さをバネに「一流に近づきたい」「自分を変えたい」と

セミナーやレッスンに参加してくれた方には、

とても真面目で熱心、真摯な態度の方が多いです。

 

しかし残念ながら、そんな真摯な態度の方の中であっても

確かに「成果が出にくい」人がいます。
そして、その方達の持つ共通点は確かにあるのです。

 

それは「抽象化」ができないということです。

 

「抽象化」と言われても、パッと意味はおわかりにならないかもしれません。

ちなみに「抽象」という言葉を辞書を調べてみると
「事物や表象を、ある性質・共通性・本質に着目し、それを抽出して把握すること
(三省堂刊「大辞林」より一部抜粋)」とあります。

つまり抽象化とは、

表面的な事象の背景にスポットを当て、

振る舞いについて言うなら、

どうしてそうすべきか、そしてそれはまたどうしてなのか、と

深く「なぜ・どうして」を考え、自分なりの結論を探ることです。

または幾つかのルールの根底にある共通のものを探しあて、

整理しようとすることです。

 

私のコンサルティング(トレーニング・コーチング・カウンセリング)の
「成果」として期待されるのは以下のことです。

<目標達成>
「こうなりたい」理想があって、その理想に近づけること。

<課題解決>
現状悩む課題(例えば指導力が弱い、メンタル面に問題を感じる、など)を解決すること、解決の方向性を明確にすること

<行動意欲の刺激>
目標や課題の特定はまだ難しいが、自分の意欲を刺激し行動に向かわせるという効果を生むこと

 

今までほとんどの方には
「受けてよかった」「もっと早く来るべきだった」と手応えのある感想をいただいています。

しかし残念ながら、確かに「成果も変化もわかりにくい」人はいます。

そんな中途半端な状態になってしまう方に共通していること。

それは本質という幹を見ずに「枝葉」にばかり意識が行く傾向の持ち主ということです。

ここで言う「枝葉にばかり意識が行く」とは

「いつもこうすればいいんですね」
「この時はこうしなければいけないんですね」
「こうしておけば間違いないのですね」

何でもマニュアルのように捉え、ガチガチのルールとして覚えようとすることです。

 

自分や人の目に見えるのは「行動」「事象」ですが

その土台に目に見えない「思想」や「セオリー」があります。

同様に、その時にそう振る舞うべき理由には

人の心理に対する配慮があったり、もたらす結果の想像があったりします。

 

そういった目に見えない思想が振る舞いの「幹」というわけです。

 

例えば研修やレッスンで動作や振る舞いについて

その土台にある考え方も含めて一通り説明すると、

ほとんどの人は

「なるほど、だからこうしなければならないのか」

「そうであれば、こんな時にもこう考えて行動すべきだな」と

いったん深く本質を考える心の動きを見せます。

このように振る舞いの意味を捉えてもらえるからこそ、

学びが土台になり、「応用力」が生まれます。

 

学びがヘタな人の質問の仕方の特徴

 

しかし、学びがヘタな人は
幹となる説明にはあまり関心を示さず、

「この時はこうする」という枝葉ばかりにフォーカスします。

 

ですから、応用が利かず

「ではこの時はどうするのですか?」という質問が何度も出ます。

また、「これは?」「では、あれは?」と質問が突然で数が多いのも特徴です。
つまり、場面やタイミングなど、ちょっとした表面的な条件が変わるだけで
たちまち自分が取るべき行動がわからなくなります。

かといって、自分で深く考えることをしないので、
ひとつひとつ他人の判断を仰ぐような聴き方になるのです。

そしてそれを鵜呑みにし、「この時はこう」とマニュアル的な記憶をしようとするのです。

これでは結局は何も理解しておらず、ただルールの記憶にとどまることになります。

この状態で自分なりの判断で学びを応用することは大変難しいと言えるのです。

 

誤解されないように申し上げておくと
「学び上手」な人が「この時はどうするのですか?」と質問する時は当然あります。

ただ、その質問を発する前に

「この理由がこうだとすると、この時はどういう行動にすべきなんだろう?」

「こうすべきだろうか?この判断は正しいだろうか?」

と自分で咀嚼し、結論を仮定しながら人の意見を聞こうとしている質問になります。

ですから、理解の度合いや応用の力は高くなります。

規則のように覚えるばかりでは、どんな学びもあまり意味がありません。

 

「抽象化思考」は一流のビジネスパーソンに不可欠

 

「なぜ・どうして」「この意義は」

この考え方ができないと、ひとつひとつの事象に振り回されることになります。

例えば、仕事で問題が同時多発で起こった時は、
その一個一個に対して対症療法を考えるのみで終わってしまい、
問題の本質を逃してしまうことが多いのです。

逆に、できる人はとっさの対症療法を考えても、それだけで終わりません。

「そもそもどうしてこんな問題が起きてしまっているか」

「他の問題点と何か共通するものは」と自分で考える視点を高くしたり深くしたりできるので、

問題の根本的解決や問題の予防策まで考えを及ばすことができます。

 

誰でもそのくらい考えるだろう、小学生じゃあるまいし…こう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

「なぜ・どうして」「自分にとっての意味は」「なぜそうなのか」
これは最も自分の脳を働かせる質問であり、本気で考えるととても疲れます。
ですから、途中で考えることを放棄し、あまり深く考えることをしない人は実は多いのです。

しかし、一流の人は誰でも頭がしびれるくらい抽象思考をしている人ばかりです。

そこから、自分のビジョン、自分が何かの行動を選択する理由、

意義を明確に把握するアタマが出来上がります。

そして、判断力や決断力が格段に優れてきます。

ひとつの事象から本質を探り、つかむスピードが速くなります。

また本質を追求するからこそ、
それを具体的に落とし込み、実際の行動にするのも俊敏になります。

このような人は本からでもセミナーからでも、

日常の仕事からでも多くの学びを得て経験として蓄積し、応用できます。

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

何かしようとしてもうまくいかない、変わろうとしても変われない、

そんな不満を、もしあなたが感じているなら、

「抽象化思考」は十分にできているだろうか、と自分に問うてみてください。

 

 

 

丸山ゆ利絵 

(アテインメンツ合同会社代表 プレゼンス・コンサルタント


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