Specialist=【細木 聡子】

男性から見た、女性リーダーの痛い勘違い

良く言われているのは「3つの言動」です。

私も管理職になりたての頃は、気負いすぎてしまって、まさにこの3つの言動をしてしまっていたように思います。
あなたは大丈夫ですか?

<男性から見た
女性リーダーの痛い勘違い言動>

  • 失敗した部下を執拗に追い詰めて責め立てる
  • 変に弱気になって、周囲の人たちに見くびられる
  • 男性上司と同じやり方をしてメンバーから反発を買う

 

冒頭でも言ったように、私も覚えがある、「ついやってしまう言動」です。

こうなってしまうと、部下や上司、周りからの信頼が得られず、チームマネジメントが全くうまくいかないといった事態になってしまい、組織の中で孤立し、かなり辛い状況に追い込まれました。

私は精神的にも肉体的にもかなり辛かったので、毎日のようにマッサージや占いに通って、ストレス発散と自分の中でのバランスをとるようにしていましたが、占いやマッサージでは、ストレス解消にはなるものの、根本的な解決には至らず・・。

しかし、仕事の中で自分と向き合い、試行錯誤していくうえで、徐々にその解決方法を見出してきました。今では自分の失敗がどうして起こったのかが、よくわかります。

では、その体験もふまえて

  • なぜ女性がうまく行かない言動をとってしまうのか?
  • そうならないための考え方とは?

ここから、紐解いて行きたいと思います。

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■目次
1)失敗した部下を執拗に追い詰めて責め立てる
2)変に弱気になって、周囲の人たちに見くびられる
3)男性上司と同じやり方をしてメンバーから反発を買う

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1)失敗した部下を執拗に追い詰めて責め立てる

女性は責任感や正義感がとても強いため、部下の失敗をどうしても許すことができず、感情的に怒ってしまい、部下の謝罪を無視して、言い過ぎてしまうことがあります。
特に自分の方が業務を知っている場合は、部下のアラが見えてしまい、つい口を出して、必要以上に責め立ててしまいたくなるー。この気持ち、私は同じ女性としてとっても分かるのですが、残念ながら、この感情をモロ出ししてしまうとうまく行きません。

では、どうしたら良いのか、ですが、基本的な考え方として、
「部下は“使う”対象ではなく、“育てる”対象である」
と考えることが重要です。

部下がうまく動けないとするならば、

●自分の指示の仕方が明確でなかったのか
●部下のモチベーションが下がるような対応をしていないか
●これまでの部下の育成方針は適切だったのか

このように、過去の自分自身の言動を振り返り、課題を分析した上で、“自分が”どういう関わりをすれば部下が育ち、高いアウトプットを出せるようになるのか?と考えることが重要です。

例え、最初はうまく行かなかったとしても、このように考えている姿勢やあり方は部下に自然に伝わります。だんだんと部下も協力的になり、自らいろいろな相談や情報提供をしてくれるようになります。

部下と一緒に二人三脚で成長していく。そんなスタイルが取れれば、最強のチームが出来上がること間違いなしです。

2)変に弱気になって、周囲の人たちに見くびられる

「自分の意見が通らなかったり、上司から叱責を受けてしまうと、泣いてしまう女性管理職がいるが、甘えているように見える。」
これは、男性人事部長から見た意見です。

女性は感受性が強いため、泣きたくなくても自然と涙が出てしまうので、それを止めるのは難しいと思うのですが、男性から見ると、泣き落とし、ビジネス上のルール違反、甘えている、と見えてしまうようです。

特に女性が少ない会社で管理職になると、どうしても周りは「お手並み拝見」といった感じで、斜に構えて見られてしまう傾向があります。

特に年上男性の部下は、一生懸命にやっていても年下女性上司というだけで、反発してしまう人も多いと思われます。

ちょっとした失敗で揚げ足を取られることで心が折れてしまい、何も私がそこまでやらなくても、と諦めてしまいたくなるかと思いますが、そうなってしまうと周りからは、“マネジメント力が無い人”と見られてしまうことになってしまい、ますます部下が言うこと聞かなくなるという悪いスパイラルにはまってしまいます。

部下から反発されるのは、決して自分自身の資質のなさからでは無く、そもそも女性管理職に対する周りの見方の問題であるということを理解し、毅然とした態度で仕事を進めて行く姿勢がまずは必要です。
更に、例え部下が反発して来ても、管理職として、

「部下を活用し育成する責任がある」

ということを忘れずに、自分の方から部下を信頼して行くことで、必ず部下との関係はより良いものに変わって行きます。

女性というだけでそんな苦労をするのは、割に合わない!と思われる方もいるかと思いますが、女性の強みをうまく活かして部下マネジメントを行うことで、最高の成果を出せるチームを創ることは十分可能となります。

私も最初は部下とうまく関係性を構築できませんでしたが、試行錯誤の末、最高のチーム創りが出来るようになり、今では管理職というのは組織の中で最もやりがいと喜びを感じられる素晴らしい仕事だと本気で思っています。

この感動を一人でも多くの女性管理職に味わってもらいたいと心から願っています。

3)男性上司と同じやり方をしてメンバーから反発を買う

男性と女性とでは、周りから見て、望ましい特性が異なると言われています。
このことについては、これまでも何回か投稿していますが、改めて書いて行きたいと思います。

米ラドガース大学のラドマン教授らのチームのアンケート調査によると、

男性にとって望ましい特性:好戦的、積極的
女性にとって望ましい特性:優しい、友好的

という結果が得られたとのことです。

このように、男性と女性とでは、望ましい特性がいわば真逆なのです。
女性からすると、リーダーとしては、男性のリーダーのやり方を真似をすべきだと思ってしまうことも理解できます。

しかしながら、そのまま男性リーダーの特性をマネた言動をしてしまうと、逆に反感を買ってしまうという結果になるということなのです。

男性からは、むしろ、柔らかく包み込むような態度の女性リーダーはバランスが取れていて好ましい、と見られる傾向があるようです。

今の変化が激しく、仕事も複雑化している時代だからこそ、他人の真似をするのではなく、自分らしいリーダーシップスタイルで無理なく対応することが一番効果的だと言えるのではないでしょうか。

 

細木 聡子 Satoko Hosoki

プロフィール