Specialist=【丸山ゆ利絵】

「女性は感情的」なのでしょうか?

「女性は感情的」とよく言われます。

そう聞くと、
「いえいえ男性だって感情的な人はいます。
だけど、そんな男性がいても
『男性は感情的』と言われないだけなんです」
と思ってしまいます。

女性は何かと一般化されやすい
(1人の行動が全部の傾向と受け取られやすい)
ので、そういう言い方には少しモヤモヤ感を持ちます。

ただ、今まで職場だったところやコンサルティングの現場で
男女をともに見てきて、
以下のようなところがある、と思う人は
女性の確率が高い気がします。

 

・感情の振れ幅が見えやすい

・素の感情が表情や態度にあらわれやすい

・落ち込みやすい、または落ち込みを隠せない

 

つまり、感情のコントロールがききにくい
という傾向です。

これはこれで愛すべき性質ですが、

感情のコントロールがききにくいのは
「コントロールし慣れていない」ことでもあります。

スキルの問題ですので、

・組織の中で認められたいと思う人や、
・部下に慕われたいと思う人
・クライアントに信頼されたいと思う人
・仕事ではプロフェショナルでありたい人

の場合は、やはり不利な点です。

 

感情のコントロールができないと・・・

感情の動きが
相手にすっかりわかってしまうということは

×動揺しているのを気取られる

×伏せておきたいことが露見する引き金になる

×相手から軽侮される(つまり、なめられる)

×客観的に物事を見にくくなる

ということが起こりますので、
望まない結果を導きやすいし
また、望まぬ結果を引き起こしそうなところが
相手からの信頼感を低める点になり得ます。

こういったことから

「どうすれば、冷静でいられますか」

「どうすれば、感情のコントロールができますか」

というご質問をよくいただきます。

 

咄嗟のメンタルコントロールはボディで?

全体的に落ち着いた、
自分の感情をコントロールしやすい人間になるには
ふだんから自分の感情に向き合うことが必要です。

「自分は怒っている」「落ち込んでいる」と
自分の状態を客観的に把握したり

「どうしてだろう」「何が原因だろう」と
その原因やきっかけを具体的に抽出したり

「あせらなくていい」「大丈夫」と
自分を許したり諭したりするプロセスを持ったり

そういった思考を自分に習慣づけていると
細やかに自分の感情をコントロールしやすい
体質になるのは確かです。

ただ、咄嗟に
自分をコントロールしたいと思う時には、
「ボディ」からのアプローチが効きます。

身体の状態から変えてみるのです。

例えば人があせっているときに
身体の状態だけ見ると、

顔が素のままの表情になって
声がうわずって
目が開いてしまっている
などということになっています。

そんなとき
あえて反対のことをやってみると
意外と落ち着いたりするものです。

つまり、この場合は

柔らかく微笑みの表情になり
低めの声で語り
目を少し伏し目がちにする、

などです。

自分が感情的になったときや
落ち込んだときに
顔や身体はどうなっているか
機会を見て観察してみましょう。

その反対のことをすれば
解決の糸口になります。

メンタルとボディとは
表裏一体の間柄であるということは、
最近色々な研究でわかってきています。

例えば、
姿勢や顔の筋肉の動かし方が
脳内ホルモンの分泌量を変え
その結果感情の状態も変わる、
という研究結果はご存知の方も多いでしょう。

怒りに満ちているときは
呼吸が荒く、
ぐっと筋肉も凝り固まってきます。
そんなときも逆の状態を作ってみます。

つまり、
深くゆっくり呼吸をし
身体の力を軽く抜くようにしてみます。
だいぶ冷静さが取り戻せるはずです。

 

自分の感情を認識して
何らかの方法で感情をナビゲートする力。
これは「上に立つ人」には必須の能力であり
セルフマネジメントの一つです。

自分が
ちょっと感情が表に出やすいタイプかも
と思ったら、
表情、呼吸、姿勢、視線、声
ふだんから自分のこんな要素を
意識してみてください。

 

 

丸山 ゆ利絵 Maruyama Yurie

プロフィール

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