Specialist=【安藤 智子

 

 暮らしの中で、「しなやか薬膳」はじめましょう!

 

はじめまして。
薬膳講師の安藤智子と申します。

このたび、コラムを書かせていただくことになり、とても嬉しく思っています。 仕事もライフスタイルもこだわる女性のしなやかさのために、このコラムを通じて薬膳のエッセンスでサポートさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

 

薬膳は王様のためのアンチエイジング食!

 

「薬膳」

この言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

漢方の ような香りのするもの?魔女のスープのように煮込んだもの?…そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれま せんね。

薬膳の歴史は古く、3000 年以上も前から始まります。世界三大伝統医学の1つである中国伝統医学(以下=中医学)の考え方 をもとに、食事担当の医者(食医)が王様のための食事を毎日毎食、体質体調に合わせて管理していました。

その管理は非常に細かく、環境、季節を考慮し、性 別、年齢などさまざまな要素が考慮にいれられました。

何のため? それは王様の健康と子孫繁栄、そして長寿やアンチエイジングのためです。そのように施された食事は「薬膳」と呼ばれました。

ですから、「薬膳」は女性なら関心が高いアンチエイジング、不定愁訴に特に強いのです。薬膳の歴史を知ると、その秘密を垣間見ることができます。

薬膳は、体調×食材のパズルのようなものです。「薬食同源」という言葉がありますが、どの食材にも、体に何らかの作用を もたらす力があります。その食材の持つ力をピタリと体調にマッチさせることが出来れば、食材の力が有効的にはたらき、 薬のように作用します。

食材も生薬も原料は自然界の植物や動物ですから、どちらも源は同じです。

 

つまり「薬食同源」と は、

「薬も食材も源は同じ。ともに生命力を養い、健康を保つためには欠かせないものであり、ココロもカラダも健康に過ご す根本は食にある」

という考え方です。忙しい方にこそ、ぜひ取り入れていただきたい考え方なのです。

 

この春は、特に必要な心身の「気」

 

さて、今年の春は、想像もしていなかった落ち着かない春をむかえることになりました。

このように日常のペースに予想外 の変化が起こると、その環境を判断し、そこに対応しようとします。そうすると普段は必要のないエネルギー(気)までもを 使うので、知らず知らずに心身のエネルギー(気)不足になりかねません。

エネルギー(気)不足になると人は疲れてしまいます。中医学では、免疫力も気の量に関係すると考えるので、免疫力にも影響を及ぼします。

ここで「気」の簡単な説明をしておきましょう。 中医学で「気」とは、体を構成し維持するための基本物質と考えます。少し難しい言い方ですね。

「気」は目には見えなくとも存在し、そのはたらきによって体に必要なエネルギーを作り出し、体の隅々に栄養を運びます。そして血の流れも良くし、体を 温め、内臓や機能を円滑に動かします。そんな気のはたらきは多岐にわたり、免疫力や新陳代謝も気の作用のひとつ です。

今春のようなイレギュラーなことが起こると、人は気を消耗し、心身が疲れてしまいます。そうすると、免疫力 がさがったり、血流が悪くなり冷えたり、顔艶が悪くなってしまいがちです。

今できること、そしてするべきことは、食材の力を利用して気をしっかりと補うことです。そして補った気を巡らせることです。

それによって、免疫力が高まるだけでなく、気持ちもスッキリと内面からの美しさやハリ感にも繋がります。

 

あなたの「気」の量は大丈夫? 今すぐチェック

 

さて、あなたの気の量は今足りているでしょうか? ちゃんと巡っていますか? まずは下記の項目をチェックしてみましょう。


【思い当たる項目はいくつかりますか?】

□ 疲れやすい
□ 息切れがする
□ すぐに汗をかきやすい □ 膨満感になりやすい
□ めまいがすることがある □ 風邪をひきやすい
□ イライラしやすい
□ ため息がでる
□ 胸がつかえる
□ 喉に吐き出せない痰のようなものがある
□ げっぷやしゃっくりが出やすい
□ 脇腹の張った痛みがある
□ 忘れっぽい


いかがでしたでしょうか? いくつチェックがつきましたか?

1つでも付くと気のトラブル予備軍、3 つ以上つくと気のトラブルを抱えていると考えてくださいね。

一つ以上ついてしまった人は、下記のおすすめ食材を日常で摂るよう意識してください。

【おすすめの食材】

うるち米、にんじん、長芋、ジャガイモ、カボチャ、カリフラワー、キャベツ、しいたけ、玉ねぎ、グリーンピース、 いんげん豆、さば、鰹、蜂蜜、らっきょう、みかん、オレンジ、レモン、金柑など柑橘類、イチゴ、ブルーベリーなどベリ ー類、ミントなど香りのよいハーブ類、ミョウガ、紫蘇、アーモンド、ジャスミン茶、ルイボスティなど

 

今のあなたへのおすすめ薬膳レシピ

 

さて、今のあなたにおすすめしたい「薬膳レシピ」をお伝えします!今回は簡単にできる「苺のハニールイボスティ」と「ジャガイモと大葉、グリーンピースのガレット」のご紹介です。

「苺のハニールイボスティ」

疲れを癒して、気血を巡らせる薬膳茶です。ぜひほっと一息つくときに取り入れてくださいね。

【材料】

・いちご 2個
・はちみつ 大さじ1
・ルイボスティ

【作り方】

ルイボスティに苺をいれ、お好みではちみつを入れる

 

ジャガイモと大葉、グリーンピースのガレット

胃腸を整えてやる気と免疫力をアップできます。夕食のあと一品やおやつがわりに!

【材料】(2 枚分 )

・ジャガイモ 2 個
・片栗粉 大さじ 1.5
・塩 適量
・茹でたクリーンピース 大葉千切り 適量

・オリーブオイル ポン酢 適量

【作り方】

1.ジャガイモを千切りにし、片栗粉、塩をまんべんなく混ぜる。大葉の千切りも混ぜる

2.フライパンにオリーブオイルを入れ、(1)を平たく敷き、グリーンピースも入れる。上から押さえながら焼く

3.固まってきたら裏返し、押さえながら焼く。

4.両面がしっかりと焼けたら,、皿に盛り付け、お好みでポン酢をかける

 

 

 

いかがでしょうか? 薬膳はこのように身近な材料で取り入れることができます。自分の身体の状態をよく見て、取り入れられるものをしなやかに取り入れていきましょう。

 

 

安藤 智子 Satoko Ando

 

プロフィール